いろいろなケースがあるようですが、今回はleafletmapモジュールによるデータベースクラッシュからワードプレス破壊された状態の復旧手順を書いてみます。
まず、おさえておきたいワードプレスの基本!
モジュールはwp-content > plugins フォルダーからフォルダーごとばっさりFTP経由で削除すればアンインストール可能です。単機能ならね。
ところが、データベースを経由するプラグインの場合は、アンインストール削除しただけではSQLデータベースがシステムに残り、思わぬトラブルを発生させて、ワードプレスそのものにログインできなくなるケースがあります。
いくらまってもフリーズしちゃってログイン画面が出てこない、という症状です。
今回のケースはleaflet-maps-makerというグーグルマップにしおりをつけて、これをSNSで共有するプラグインをお使いのパソコン教室の生徒さんの事例です。もっとも講師の先生も相手のレベルに応じて、基本的にインターネット中級以下であれば「プラグインを何でも入れていいものではないです、最悪は壊しますよ」と教えてらっしゃいます。
もちろん、レンタルサーバを借りて、自分でワードプレスをインストールして使うのは全国共通の話ですから、パソコン教室の講師も、レンタルサーバー元も誰も壊れたあなたのワードプレスの責任は持ってくれません。(有料講習でスキルを磨くか、有料初期化サービスでフォーマットしてもらうか、どちらかですね)
今回の「leaflet-maps-maker」ではプラグインを削除したら、データベースが残り、かつ当該のサイト(プラグイン元)がサーバーダウンが長時間続いて、これに足をひっぱられてログインできなくなったという「よくある例」です。
そう、使うプラグインの元サービスのサーバーが落ちると、足を引っ張られて自分のブログも開かなくなる、というのはよくあることなのです。サーバーの回復を待てば復旧することもありますが・・・多くの場合は、今回のようにleaflet-maps-makerのようにデータベースが破壊されたコードがプラグイン経由で着信され、それをワードプレスが受信してデータベースを破壊する、それによってログインできなくなってしまい、たいせつな自分のワードプレスを破壊してしまった・・・・という事例でした。
復旧手順は、FPTを使ってwp-content > plugins フォルダーから「leaflet-maps-maker」を削除します。次に、MySQL管理ツール(WebAdmin)を用いて、自分のデータベースのleaflet~~~というテーブルを2個探します。2つあります。これを2つともテーブルをDELETEします。
これで無事にワードプレスにログインできるようになります。
ちなみに、SQL管理ツールはレンタルサーバーの指定のものを使いますが、レンタルサーバーによっては、おそらく月額1000円以下のサーバーではWEBADMINのフルバージョンは提供されていないことが多いです。そのときは、レンタルサーバーに電子メールなどで「~~のテーブルを削除して欲しい」と依頼することになりますが、多くの場合は有料サポートのはずです。(だから毎月の基本料が安いんですしね)いやならレンタルサーバーの初期化をすれば直ります。(サイトもすべて吹き飛びますが、きれいになります)
さくらとかロリポだと、このへんはなかなかうまくいかないことが多かったものですから、私はコミュネスのレンタルサーバーを使ってます。このブログもコミュネスですね。無料コースですからウェブアドミンがありませんが、講習会などでサポセンの方が無料で対応してくれたりしますので、むしろバリバリのデータセンターの管理者スタッフチームが駅前でITインターネット講習会を行ってくださっているので、とてもサポート充実って感じですね。自分でこのブログを測定しても回線スピードも87MBIT/sくらいみたいですし、普通、3MBIT/sの帯域保障でさえ月額5万円~のワードプレスなんていわれるのが日本では普通なのに、ここまで親切なサービスはなかなかありがたいものです。独自ドメイン対応で、感謝です。
コミュネスワードプレス
http://communes.jp/sns/?cid=179
プラグインを削除する。データベースだけ残る。接続要求は継続される。ずっとループで呼び出される。SQLのオーバーヘッドが過激に上昇する。けっきょくログインできなくなる。ご臨終。(いわゆる自爆炎上)
コツは、つながらない?!と思ったらブラウザの読み込みボタンを即座に停止する!
これが最強の決定打です。それからはじめて自分のレンサバのブログをFTPやWEBADMINなどでじっくりチェックする。順番が逆だと、いつまでも何もやっても解決できません。