かんたん、実際に成功例も多い。それは大きなビジョンを描かない。基本に立ち返ることである。そもそも商店街が生まれた経緯は何だろうか?市役所が大きなビジョンを立ち上げて、高額な予算を使い、プレゼンテーションをしたことで、1店目の出店があったのだろうか?
答えは、いいえ!
むしろ逆である。当時、市役所は何もできなかったし、市役所という存在は「税金で賄われている以上」は、日本中のどのホームページや文献資料を読んでも「市役所は市民の下僕」である。
下僕にいくら予算を投じても話にならない。
実際、ことあるたびに高額な税金や助成金を使い、市役所が過疎改善のために集客のプレゼンテーションや企画プランを作るが、
どれも成功していない。
(成功しているなら今現在、商店街に客が溢れかえっているだろう。しかも社会的に問題視されることもないだろう。)
予算を立てて、高額な金を使い、大きなビジョンのためにどれだけ税金を投じても、そんな間違えた手法では客はだれも来ないのだ。それはこの10年の市役所の失敗の歴史が証明していることを、しっかり理解しておかなければなるまい。
では?成功は何か?
横浜や神奈川、また埼玉の決して「中央」とは呼べない都心から僻地の商店街がこの最近でものすごい集客に成功している。理由はとても単純である。
インターネットだ!
インターネットが客をうばったんじゃないか!という人が失敗組にいるが、それは逆である。インターネットの時代になろうというときに「正しいインターネット」を「確かなる技術」で導いたのか?ということだ。確かな技術とは何も良い大学の良い博識者ではない。なぜなら、インターネットは情報メディアであり、その重要な点は、誰でも知ってるように「コンテンツ」つまり情報の内容である。
パピルス → 紙 → 印刷 → 新聞 → ラジオ → テレビ → ○○○
思い出して頂きたい。ラジオが普及すると共に新聞がすたれていった。その新聞は生き残るために何をしただろうか? 大きなビジョンで何かプレゼンテーションやプランニングをしたのだろうか?
いいえ、ラジオの番組表を載せただけだ
その次にテレビの時代にラジオは廃れていった。その時、新聞が生き残ろうと何をしたのだろうか? 大きなビジョンで何かプレゼンテーションやプランニングをしたのだろうか?
いいえ、テレビの番組表を載せただけだ
別に何かプレゼンテーションを行い、これからの新聞の存在意義レゾンデートルを公に伝え、情報を拡散して、新聞の必要性や、そのビジョンを訴えてきたわけではない。
ただ、テレビの番組表を載せただけだ
表紙やニュース内容など、戦前とたいして変わっていない。むしろタイトルは大きな文字、記事は小さな文字、そして広告といったように、何もメディアスタイルは変化していないのだ。
その新聞が今何をしているか?
いまは、電子ブックというインターネット技術によって、電子化して新聞を配信している。載せている内容は何か?大きなビジョンやプランニングか?
いいえ、ただインターネットの番組を載せているだけだ。(リンクだ)
実は遠いように思える「商店街」の再生もここにヒントがある。すべての共通は「利用者から見た目線」つまり「需要」である。冒頭でも話したように、これまで商店街が発展した来たのは、大きな市役所からの勅命やプレゼンによる出店命令では無い。
商店街が生まれた理由
それは利用者がそれを望んできたからだ。
では、「それ」とは何か? それとは、店から得るお客の利得である。
商品を求める、近くに存在する、顔なじみである、知り合いに会える、気分転換になる、時間つぶしができる、入りやすい、紹介者がいる、固定客が居すわらない、ヤラセつまり大きなビジョンで統括されていない
これがお客が求めている商店街に大事な「それ」である。
本当に顔なじみになっているか? 人は3日もすれば他人なんていいます。4日目はもちろん1週間後に来たお客さんはもう遠い人です。それは顔なじみとは言わない。そのためにお茶会をしたり、玄関や通りに出て道行く人にあいさつしたり、それが難しいなら、カウンターをせめてドアの近くにして店長がいるのが外から見えるようにレイアウトをするなど、「顔なじみ」になってもらえる努力をしているのだろうか? 今まで売れてきたら、関係ない、といって、奥のカウンターにひっこんではいないだろうか? 奥にひっこんでテレビなんかみているショップでは、なんてサービスの悪い店だ、と思われるだけだ。これが客目線である。店長から「顔なじみ」になってもらう努力をしていない店なぞ、集客パワーは絶大で、あの天下一大きいジャスコ・イオンでも、テナントは潰れるのだ。
入りやすい努力は、どうだろうか?
ミニ看板を作ってタイムサービスなどの小さな企画をしているか?興味を引いてもらえる努力をしているか?ツイッターやフェイスブックで「まめな情報」を時間ごとに社会に向けて発信しているか?これらがすべて重なってはじめて入りやすくなるのだ。入りやすい努力として、負け組の発想は、あまりにも上から目線のバカげたビジョンが多い。いわゆるプレゼンで何か出来るとでも勘違いして、税金という「あまい汁」を吸い続けた役所の考えることなのだろうが、入りやすい努力は「入口が大いこと」であったり「自動ドア」であったり、「入口にきらびやかな電飾看板」といったものを斡旋しているような「負け組の話」を聞くことがある。そんな、自動ドアだから入りやすいのではない。逆に回廊を歩いていたら勝手にドアが開くようなショップなら、アリジゴクみたいなので、こちらから願い下げだ。恥ずかしくて2度と行かなくなる。客が消える。わざとシャッター通りを作っている。
紹介者はどうだろうか? つまり口コミである。今の時代、口コミもすべてインターネットだ。家族の中でもスマフォでメールしたり、スマフォで無料家族電話で話したりと、家族であっても顔を合わせて話そうとしない。年頃のお子さんがいるご家庭では、それはますます加速してきている。
少し海外に目を向けよう。お隣の韓国では200社以上の大手の印刷企業が倒産したが、この企業はクーポンビジネス産業である。タウン誌や新聞の広告欄などにクーポンを入れたり、小冊子そのものがクーポンになっている紙面であるが、インターネットの韓国では、大手のクーポン事業の印刷会社がバタバタと倒産した。日本で言えば大手新聞企業クラスの企業が200社以上も倒産したことになる。
クーポンやQRコードが流行れない理由
それは、常に同じ読者が、同じテイクフリーのクーポン小冊子やタウン誌を、ひとりで何冊も持ち逃げして、クーポンのところを切り取って、お財布につめて集めていることが倒産の原因だったそうだ。いわば、クーポンは店からみれば「金券」である。店舗から見れば、金券の他に、さらに掲載料5000円も出費としてかさむ。しかし、同じ人が、その知り合いにクーポンをふるまっているようであれば、たまたま少額決済の赤字覚悟の商品にクーポンを使われ、結果赤字である。
クーポンによる集客で売り上げに貢献??
いや、それは無理だ。クーポン客は、韓国が証明しているように「固定客にならない連中」である。1度ウマミを味わったら、あとは、固定客としてダイレクトメールなどをもらうまえに「2度と店舗にいかないように努力している客」である。しつこいメール勧誘やダイレクトメール、そしてチラシは要らないのだ。だからクーポンを集めるのだ。つまり、クーポンを集めてお財布にいれてる客は、不正な金券の乱用と同義であって、何も経済効果は生まない。タウン誌が細々と騙しの収益のために、短期的なビジョンで収益になるかもしれないが、韓国が物語っているように、それは長くは続かない。
韓国の地方のクーポンビジネスのタウン誌は、フリーペーパーであることを逆手に悪用して、実際に発行されていない数字を水増ししていたそうだ。もちろん、印刷会社を調べれば足がついてしまうので、注文だけは毎月かならず10万部を印刷会社に発注して印刷しておきながら、クーポン掲載の店舗に数冊づつ配布して、あとのほとんどすべてを焼却処分していたというニュースも耳にした。実際に配布された数は、なんと千部も配布されていないかったという話だ。そしてクーポンマニアが数冊を持ち逃げしていくことが多い。もちろん、配られる前に焼却所に捨てられるわけだから、広告主は調べようもなく、きっと配布してくれているに違いない?という、きわめてあやふやなものに月額5000円の広告掲載料を払うといった、騙しの詐欺の構図が見え隠れしている。1000部をクーポンマニアが2冊づつもらっていったと計算すれば、たった500人のために5000円をかける計算である。しかも5000円はまるまる金券のようなもので、300円割引クーポンを500人が持ってきたら「15万円」の赤字である。常にクーポンマニアしか来ないし、リピーターになることもないので、実際には10人くらい来店といったところが計算ラインだろうが、掲載料5000円+金券クーポン300円x10人(3000円)の8千円のコストを投じても、誰一人として口コミ紹介してくれなければ、リピーターにはなってくれない。なぜなら、クーポンを求める客は「1円でも安く」「他人を押しのけて自分だけお得に!!」という精神構造の持ち主しか居ないので、クーポンでは新しいお客様のための集客アップはまったく期待できない。しかも、これら紙媒体というものは配布された時は見てくれるが、インターネットのように検索してもらって、また情報を活用してもらえるというチャンスは無い。まさか2か月前の新聞を取り出して、クーポンを切り抜く、なんていう人はめったに存在しない。一昨日の新聞だって広告の宣伝力は2日も経てば疑いをはさまざるを得ない。ましてフリーペーパーであれば、5分後にゴミ箱に捨てられることも十分あり得るわけだ。
実際、店頭に置かれているフリー配布のタウン誌がボロボロになるまでカウンターに放置されている光景を私も見たことがある。フリーペーパーであれば、少しでも破れたりすれば、きれいなものと交換してイメージをよくすることが不可欠である。すぐに交換して配布できるようにすればいいものだが、なぜそれをしないのか? つまり誰も持って行ってくれない、ボロボロになっているのは読んでいるのではなく、他の雑誌の下においやられている証拠である。飲食店の週刊マンガと同じで、よく読まれて、またすぐ上に置きなおされる人気マンガはボロボロになりにくい。逆に誰も読まないで、人気マンガの下に放置される本は、すぐに傷んでしまう。ましてボロボロなら余計に手に取って読みたいとは思わない・・・・・まさに韓国の悲劇を感じる瞬間であった。
残された道、それはインターネット!
どうすればいいの?それはインターネット集客運営のベテランに相談するしかない。残念ながらホームページ業者やデザイン業者そして印刷業者ではダメだ。それはまさに失敗の負け組の回廊を歩んでしまう。フェイスブックが流行っているからといって、マネして急いでも、アカウントが凍結されるといったケースが後を絶たない。インターネットでのアカウント停止は「死」を意味する。他のサイトでも情報が連動しているため、失敗したら別のメルアドでやればいいか、などのヌルい考えは辞めることである。ツイッターも、よくわからずにやってもアカウントが停止される。もしフェイスブックをやりながら、ホームページやブログも持っていると言った場合、ホームページの評価が低いという理由でSEO的な面でもかなりマイナスになることが多い。ホームページの評価は、BOTと呼ばれるサーバーと呼ばれる機械が論理的に解析して分析して評価しているため、ホームページの技術的評価しかないので、見た目のデザインはまったく査定にならない。
リニューアルして見た目が良くなった・・・・でも、前のホームページより客が来なくなった・・・・
よく聞く話である。それに輪をかけてフェイスブックやツイッターを利用することで、余計にダメにしていく。ホームページの技術的な根底をしっかり対処していないと、すべてが崩落してしまうのだ。
・・・・・・と、昨日の集客アップセミナーの一部の講演を録音から書き起こしてみました。毎週、セミナーが開催されているので、週末や休日など、時間があれば参加してみると良いでしょう。具体的にインターネットでどのように仕掛けたらよいのか、いろいろ相談もできます。
私は商店街には所属していませんが、セミナーの内容を実践して、今までのホームページをすべてやめて、セミナーのカリキュラムにあった「自分でSEOの高いホームページを無料で作ろう!」というボランティアの無料セミナーに参加して作ったホームページにしてからツイッターを始めたところ、短期間で1600人を超えるフォロワーに恵まれるようになりました。
今まで何か月もツイッターで頑張ってきたのに、500人のフォロアーを作るだけで必死だったのですが、その原因が実は「デザイン業者に作ってもらったホームページ」に悪影響があることを学び、改善策を実践してきたら、あっという間に1600人のフォロアーを超えましたね。
既に、ヤフー検索やグーグル検索でも、「鶴岡市 商店街」で、鶴岡駅前商店街は5ページ目にも出てこなかったのが、コミュネスの監修によって短期間で1ページ目に表示されるようになっていましたね。掲載されている店舗に口コミや電話そしてメールなどでお問い合わせも来るようになったと、セミナー参加者のひとりである現地の人の声も聴けました。
コミュネスでは商店街のインターネット情報支援もこれから本格的に始めるようですから、どんな結果になるのか楽しみですね。 インターネットやフェイスブックそしてツイッターで集客アップを望むのであれば、デザイナーの作るホームページを辞めなければ、ずっと無理ということでした。その評価判定を行うサイトも見せてもらって「現在の技術評価」アベレージを見せてもらったところ、なるほど新しいコミュネス監修のホームページは高い評価に生まれ変わっていました。どうやらインターネット検索やツイッターなどで上位になってお客さんにたくさん見てもらうためには、ホームページを格納するサーバーとレンタルサーバー業者選びが一番大事だそうです。さくらインター○ットとかでは、まったくダメみたいですね・・・・・そして、そのサーバーが何十年も安定稼働していること、あまりホームページの収容数が多くないこと、そして、表から見えない部分にいろいろな検索エンジンとの応答性をよくするアーキテクチャーが構築されているかどうかがポイントのようです。ホームページで集客を得ていきたいのであれば、ホームページのデザインにお金をかけるのではなく、ホームページのアーキテクチャーにお金をかけなければ意味がないということでした。デザインでは無いのですね。そして商店街に必要なコンテンツを「お客の目線」でアドバイスし、その内容をもとに集客効果のあるホームページを作ってもらえる点は、特筆に値するでしょう。
詳しくは、コミュネスのビジネス事業支援をお尋ねになってみてください。
http://communes.jp/help/content.php?lid=45