SMARTALKの着ベル解消はExpire86400秒が良い

2013年12月29日

050電話のひとつSMARTALKを、発信専用アプリではなく、ちゃんと着信もさせたい!という願いはみんなの共通項。私も時間があれば、PCドクターの支援を兼ねて050電話のアプリを作っていきたいのですが、そこまで時間が無いので、ひとまず、SMARTALKでの問題点をいくつか検証しておきます。

1、ちゃんと鳴らしたいなら3G/LTE優先にする(音質より着ベル!)
2、音質はコーデックをビシっとあわせること!(過去記事参照)
3、iOSのバグでプッシュは不安定!スリープさせない状態でよい!
4、電池切れ問題は電波強度が重要!(アプリよりもキャリアの影響大)

さらに、今日の記事では、パソコンドクターがネットワーク信号を解析して得られたSMARTALKの「呼び出しロジック」のお話しです。講習会で年末の授業で受けてきました。ブログでの講習内容の掲載は許可を得ています。

ややこしかったのですが、私なりにまとめた内容をつらつらと書きますね。


1、SIPアカウントREGISTERは次の呼び出しまでに待機する時間。ただし短くすると、頻繁にサーバーへの接続が行われて、電波が弱くなったりすると、たちまち「電源が入っていない」「つながらない場所にいる」と判定されてしまうため、いくら電話をかけても「鳴りもしない現象」が生じる。

2、WIFIと3GでSIPレジスター認証をいずれか優先のひとつだけを取得している。つまり、WIFI優先にしてしまうと、出先などでいくら電話が呼ばれても、「認証した時点でのWIFIルーターが存在しない」ということで、いくら電話をかけても「鳴りもしない現象」が生じる。つまり、鳴りを優先したいなら必ず「3G/LTE」を選ばなければならない。自宅やオフィスで無線LAN-WIFI環境の「ルーター」が固定IPで変わらなければ、WIFIでも良いそうだ。しかし、LAN固定IPだけしか有効ではなく、DHCPで切り分けてしまうと、やはりフュージョンFONのセンターサーバーのSIPアカウント有効期限(REGISTERとSIP認証)がズレてしまい、このズレはつまり「鳴らすべきケータイの通知(プッシュないしコールバック)」が行われなくなり、つまりいくら電話をかけても「鳴りもしない」という症状が生じる。


結局どうすればいいの?

SIPアカウント設定の詳細設定から、REGITER-Expireの値を600秒から86400秒(1日)にして、更に着信は常に「3G/LTE優先」を選んでおくと良い。

電話がなるためには、2つのゲートを通過しなければならず、最初がサーバーセンター(つまりSIP-REGISTERの有効期限無いにおける通信セッションキープ状態の検知)、そして次に本体が優先しているアクティブキャリア(3GまたはWIFIルーター)のコネクト持続フラグが必要。

つまり、WIFI優先で、固定IPでジーっとしていても、例えば、光回線やADSLでルーターが再接続状態にあったり、プロバイダーが一時リセットしたりすると、パッシブ信号が受け取れなくなり、SIPセンターでのレジスター承認は取れていても、電話がならない、ということになる。

→ WIFI優先にすると、せっかくフュージョンサーバー側では呼び出していても、本体とルーターまたはプロバイダー間での接続フラグが立たずにセッションが落ちてしまうと「鳴らない」ということになる。これは無線LANのルーターのDHCPのリース時間によるIPアドレスの変更でも承認が得られなくなり、セッションが切れてしまう。よって、不安定な要素を含むインターネット回線(プロバイダーや無線LANの不安定さ、DHCPでのリース時間の更新など)を優先にせずに、よっぽど大々的なメンテナンスでもない限り、ぜったいに不落のネットワークとも言える「ケータイ電話キャリアー」のアンテナを優先にしてつなぎ続けていくことが大事である。

そもそも、ガラケーなど一般的な話として「ケータイ電話を鳴らす基本」、とは、そういう(携帯キャリアアンテナとの常時接続)ということであって、インターネット回線でケータイを鳴らしているわけではない。よって、iPhoneをスマートに鳴らしたいのであれば、WIF優先をやめて3G/LTE優先にするだけでグンと快適な「ベル鳴り」が実現する。(音質は次の話として)

また、SIP認証の有効期限を標準の600秒(10分)のままにしておくと、10分ごとにモバイル本体の電池が通信稼働状態になり、スリップダウンが生じて、通知センターのバグを踏みやすくなり、あっという間に電池がなくなっていく状態になる。そして、SIPの600秒後の再認証に失敗すると、ずるずると認証が取れるまで無線送信が発信され続けることになり、電池がみるみる減っていく。(須藤総研調べ/パソコンドクター・バイナリ解析)

更には、通知センターのバグを踏んで、電池がみるみる減りながら、フュージョンのセンターではSIP認証が取れないことで、電話のベルを鳴らすことが出来なくなる。(つまり、ずっとベルが鳴らない状態に陥る)

このためにも、Expireは24時間(86400秒)にしておき、1日1回でいいので、SMARTALKを起動してSIP認証(電話マークのところの緑のマーク)を得ておくだけで、快適な「着ベル」が実現される。

20131229-002305-iPhone

1、REGITERのEXPIREは86400秒にする
2、3G/LTE優先にする

以上です。

こちらの過去記事もあわせてどうぞご参考までに。


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