有効実勢閲覧率(または実勢有効閲覧率)というものが、パソコンドクターの経営する中堅サイトから発表され、その理論と集客マーケットのセミナーがあったので、実際に実践的だったのでレポート。
とても簡単な式で表され、なぜ、いままで誰も気づかなかったのか、というくらいシンプルでよくわかるウェブマーケット手法でした。実践しているサイトは、日本で最初にSNSサイトを立ち上げたコミュネス(1993年)で、延べ会員数でいえば国内屈指の1900万登録アドレスを超えているそうです。 メール交換だけの人も含めた総利用者数。
ただし、非営利サイトだから、アレクサやグーグルには検索されないように配慮しているので、インターネット検索などでは出てこないですね。アレクサでもランキングはわざと低く表示させてるようです。
この実勢有効閲覧率というのは、かんたんに言えば、そのサイトを利用した時に、どれだけのユーザーに情報が伝えられる可能性が高いか、という百分率。須藤総研のコミュネス独自の観察ポイントで、それを実現させるサーバーに重きを入れた新しいSEO対策。
私もコミュネスのブログを使わせてもらっていますが、こんな個人のブログなのに、地元でも中堅一流企業のトラフィックよりも、私の個人のブログが上という、それも有効実勢閲覧率を中心に構築されたウエブサイトだから、ということでした。
例えば、某大手SNSサイトの1日のページビューが10億ページビューだったとします。そう、あの有名なSNSサイトですね。そしてアクティブ実勢ユーザー(利用会員)が10億人だったとします。
すると、以下の式で率が求められます。
倍率なので、数値が高いほど情報配信効率が高いサイトと言えます。
1日のページビュー ÷ アクティブ会員 = 有効実勢閲覧率
こちらの例では、10億PVでアクティブ会員10億人でしたから、有効実勢閲覧率は10億÷10億=1、となります。
よく、私たちが勘違いしがちのが、サイトのネームバリューばかり気にして、やれ有名だ、やれ人気だ、やれ利用者が多い?と考えていたのは、実は有効実勢閲覧率からみればマイナスというわけです。
先ほどの例でもわかるように、10億人の会員ユーザーが1日10億ページビューということは、つまり「誰も1日1回自分のマイプロフィールを見てるだけに過ぎない」ということになります。
逆に言えば、トラフィックが高いサイトなのに、会員が多ければ「本末転倒」になってしまい、そうしたサイトでいくら頑張ったところで、SEO効果集客アップはまったく期待できない、ということになります。
なるほど、だからフェイスブックを一生懸命になって利用していた時は、まったくインターネットから集客がなかったわけですね。みんな、ただ、単に、それぞれ自分のニュースフィードを見てるだけで、別に新しい人に繋がることは無い。いつも固定メンバーが同じように見てるだけ。
なるほど、実勢有効閲覧率が「1」だからですね。
セミナーではここ最近のグーグルアナリティクスのデータを元にコミュネスの事例を教えてもらうことができました。
1日のトラフィックは12万ページビュー、1日のアクティブ会員は900人(長期放置や重複ユーザーを除く)、
120000PV ÷ 900アクティブ会員 = 実勢有効閲覧率133
なんと!フェイスブックの133倍の効果であることがわかりました。
なるほど、だからちょっとコミュネス会員ブログを毎週1回書くだけで、読者が広がって、私のツイッターのフォロワーが15000人を短期間で突破したり、ちょっとメル友募集を書くだけで、スグに良心的な友達がどんどん見つかるわけですね。
サイト側では、この会員を増やさないように努力されているそうです。また、サーバーもレンタルサーバは一切借りずに、自社の大型の専用サーバ群を何十台も複数設置して処理の向上に回すといった「レスポンス応答性」を引き上げながら、会員は増やさないようにする、というサイト運営ポリシーがあるそうです。レスポンス応答性や快適なサイト構成は、ホームページ作りにも活かされ、グレード評価というものをしっかり見直して設計しないと、どんなホームページも目先の検索上位だけSEOを狙っても「肝心なインターネットからの集客」にはつながらないそうです。そこもコンサルしてもらえます。
なるほど!だからコミュネスにはバナー宣伝も勧誘もひとつもないんですね。
SEO対策は、実はこうした点からすべて見直さないといけないんですね。
安いレンタルサーバーを借りて、キーワードやSEOのツボだけ乱用したホームページだけ作って放置したところで、インターネット集客にはまったく貢献しない。むしろ、検索結果がいくら上位でも、別にそこにマーケットが無いなら、誰も見てくれない。
「旧来のSEO対策は、すべてお山の大将を生み出すだけ」
なるほど! 有効実勢閲覧率こそ重要なインターネットの成功理論。
また毎月、無料公開セミナーがあるので、参加してこようと思います。無料セミナーの他に、個人的に教えてもらえる対面相談セミナーもありますね。そっちは、ちょっと手間のかかる返事に苦慮するようなメル友のメールの返し方など、プライバシーを守らないとならないようなケース。 たまに相談させてもらってます。
あまり書くと宣伝になってしまうので辞めますが、もともと東京でインターネットを成功させた先生です。あの秋葉原に事務所も置いていたこともあり、いまでは東北のITインターネット支援に全面的に利益度外視でボランティアで支援活動してくれてますね。 いくつも東北で成功した企業が喜びの声をあげている、と耳にしたことがあります。 もっとも、東北は経済が冷えてますから、先生の力でもどうにもならなかった倒産間際のホテルや旅館などは救えなかったようです。(もともと即日中に倒産するようなホテルを3年も延命させたのだから、その功績はすばらしいと思いますけどね)
主なサイトは、コミュネスというサイトなので、利用してみるといろいろ手ごたえがわかるんじゃないでしょうか。 宣伝しないようにと言われていますので・・・・このくらいで。