いつもの庄内の冬、と言えばそれまでなのだけど。
むしろ「雪?」から現実逃避したい。
ゆ~きや、こんこ
なんて、のんびりしたことを言えるような天気ではないのです。
ちなみに、わらべうたの「雪」の歌詞だけど、こんこん、ではないのです。
いま、く-る、(今来)=こんこ
雪が今来てる、降ってる、という表現だったんですね。
東北の冬は、生易しいものではないです。
地吹雪・・・地面から雪が舞いあがるのです。
氷点下だから雪が解けずに、しかも強風で更に細かく打ち砕かれる。
「パウダースノー!」
片栗粉を握るとギュギュっていうアレと同じで、ガチで足で雪を踏みしめるとギュギュっと鳴ります。片栗粉状態。あれが強風で舞い上がる。10mくらい先は見えない。
クルマで走行していたら、地吹雪で前が見えなくなり、いきなり2mの目の前にクルマが現れる!
慣れてる人は「ゆっくり」走ってくれますが、慣れてない人は、カッとばしてスリップして頭からガードレールにぶっこんでることは日常茶飯事ですね。
ワンボックスで煽ってくるクルマ・・・
いかにもこっちが遅いんだ、と言わんばかりに追い抜く。
「その先で頭からぶっこんで自爆」もちろん救出はしません。
迷惑あおり走行なので凍死してもいいんじゃない?というのは冗談ですが、そんなもん、いちいち救助してたら、こっちも「凍死」します。
そんなヒマじゃない!
あおり運転の自爆をいちいち構ってられません。
別にこっちはチンタラ走ってるのではないのです。
東北の雪道は、ゆっくり走ること
それが「いちばん早く目的地に着く」
ただ、それだけのことなんです。